ヤマウチ

昭和24年創業。先々代は魚の行商を営んでいました。氷もない時代に、毎日何時間もかけて自転車で峠を越え、登米や花泉などを売り歩きました。幼い頃からよく働かせられたと社長は振り返ります。役場の近くの居酒屋に、毎日10回近く一皿100円の刺身盛りを岡持に入れて出前したそうです。本店では、看板娘の90歳になろうかというおばあちゃんが、現役でレジ打ちをしていました。おばあちゃんは今も元気にパークゴルフで大活躍です。新しい商品が次々と産まれる開発力がヤマウチのトレードマークでした。1000近くもの試作を重ね、商品として日の目を見るのは300程度という勢いで、全国に名を馳せる南三陸ならではの商品を創り出して来ました。震災後は地酒の販売も始めました。開拓精神健在です。きりこには、南三陸自慢の「タコ」「魚」と、南三陸の日の出をあしらっています。これはヤマウチで販売しているお酒のラベルです。
南三陸さんさん商店街と沼田の商工団地のお店で営業中です。

2010年取材:佐藤 彩・佐藤由貴 ・宮川 舞 2012年きりこ:吉川由美

震災前の様子

震災前の住所


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